『アバター』 – 映画館で見る以外に価値はない

ジェームズ・キャメロンの映画が面白かったためしがない

というのはうちのダンナ様談。
どっかんどっかんド派手な打ち合いや、気持ち悪い異星人モノが苦手な私はターミネーターもエーリアンもまともに見たことがないのだが、確かにタイタニックはあんまり面白くなかったなぁ・・・

それはさておき、今「2010年は3D元年!」とか言われて大騒ぎされている映画『AVATAR』が六本木ヒルズシネマのママズクラブシアターで上映されるというので観てきました。
(ママズクラブシアターについてはまた別途)

結論としては、タイトルに書いたとおり「映画館で見る以外には価値はない」。
おもな感想は3つ。

  1. 映像はすごい!
    どこまでCGでどっから実写か全く分からないし、肌の質感や森の植物の細かい描写、戦闘機のごっつい存在感など、本当にこういう生き物や世界があるような気がしてしまうくらいよく作りこまれた映像美は圧巻。(若干、ファイナルファンタジー観てるような気もさせられるけど)
  2. 3Dについては、私の目がすぐに慣れてしまったのか、これといってすごさを感じなかった。
    それよりもメガネをかけて映画を見なくちゃいけないわずらわしさのほうが気になったかな。
    これが初めて見る3D作品だったらびっくりしたのかもしれないけれど、「ああ、そうそう、3Dってこうだよね」っていう域を出なかった。
    (でも後半、銃弾が飛んでくるシーンで思わずよけてしまったw)
  3. ストーリーは「これは映像のすごさに集中してほしいからわざとストーリーは単純にしたのかな」と勘繰りたくなるくらい、開始5分でエンディングまでが見通せて、その見通したのをただの一度も裏切られることなく突き進む。
    お話のレベルとしては少年少女文庫あたりのファンたー時のほうがまだひねりがあるんじゃないかという。

で、よく考えると感想の2番目の部分が実はすごいじゃないかと。

なぜなら、私は映画の後半になってから銃弾が飛んでくるシーンで思わずよけちゃったわけです。
それまでは3Dであることを全然意識せずに「ちょっと目がふわんふわんしちゃうなー」くらいにしか思わずに見ていたのです。
なのによけてしまった。
つまり、それはそれくらいナチュラルに3Dの映像を見ていた、ということなのかなと。
一昔前の3Dって、目がちかちかしたり、ちょっと酔うような感覚があったり、割と無理して3D映像を見ている感じがあったんじゃないかと思うのです。
それが、その違和感を感じずにスーッと3D映像を見ることが出来ていた。
実はそこがこの映画の一番すごいところなのかも。それだけ、3D映像の技術が進歩したってことで、それを体験できると。

この映画の一番の感動ポイントを「ストーリー」と言う人もいるので一概には言えませんが、私としてはあの映像美と「自然体な3D体験」を体感するためにも、この映画は絶対映画館、しかも3D上映の映画館で見るべきだなと思いました。
BluerayやDVDで発売されるときは3Dメガネがついてきたりするんだろうか・・・??

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『アバター』 – 映画館で見る以外に価値はない への12件のフィードバック

  1. Takumi より:

    家庭用は一応テレビとプレーヤー両方の対応が必要なので、DVD/Blu-rayは2Dが先行発売し、プレーヤーが対応したらでくるでしょう。めがねは現在発売されている3D対応液晶テレビ(Hyundai製)でも必要です。めがねが要らなくなるのはもうしばらくかかるかなあ。

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