飴でもガムでもジュースでもいいので、口の中に何か入ってないと気持ち悪い・・・
といういわゆる“食べづわり”になり、寝ても覚めても船酔いのような気持ち悪いさが付きまとい、私は妊娠3カ月にして5キロも太ってしまった。
(5ヶ月目の今も+5キロをキープしているのだが、妊娠前にベスト体重+3キロ太ってたことを考えると、できれば生むまでこのままキープしたい・・・)
平均的な体系の妊婦が妊娠中に増やしていい体重は7キロ~10キロといわれている。その内訳は
- 赤ちゃん=・・・3kg
- 胎盤・羊水・・・約0.75kg
- 乳房・子宮・・・約0.75kg
- 血液・水分・・・約1.5kg
- 皮下脂肪・・・約2kg
ってことだそうで、これで8キロ。赤ちゃんの分が半分以下ということを考えると、母体の変化も相当ドラスティックなんだなぁ。
自分の実感としては、人生初の胸の谷間が出現してるだけあって、乳房もかなり重くなるなーという感じ。
(太ったり気分が悪かったり思うように動けなかったりで、全然楽しくない妊娠初期で唯一喜ばしかった出来事w)
体重制限以外にも、妊婦は都市伝説な禁止事項がいっぱいある。
「たとえ目の前でバスが発車しそうになっても決して走ってはいけない」とか、
「食品添加物は一切摂取しないようにしなくてはいけない」とか、
「とにかく体をひねるような動作は厳禁、おなかを折り曲げるような動作も絶対禁止だ」とか、
「買ってきたお惣菜をパッケージのまま電子レンジにかけると有毒物質が発生するから、必ずお皿に移し、サランラップの使用も控えるべきだ」とか。
もう、ここまでくると日常生活が送れません。
妊娠は、同じ人でも1人目と2人目で全く体調が違ったりするくらい、本当にそれぞれがスペシャルな体験なので、一概に「こうだ」言えないものもとても多い。
そんな中ネット上にはありとあらゆる情報だけはあふれかえっているので、私は最初その情報にいちいち叱られているような気がしてしまい、体調不良や体重増加と重なってかなり凹んだ。
そんなとき、タイトルに惹かれて買ったのがこの本。
タイトルだけだったら買わなかったと思うのだけれど、Amazonのレビューを見ると、「東洋医学的な見地からホリスティックに妊娠をとらえた本」的なことが書かれており、興味が湧いて購入。
もともと15年近くお世話になっている鍼の先生や、アロマやヨガの影響で「心身をを全体的にとらえる」という考え方にはかなり共感していたので、この本も納得しながら読むことができた。
この本を「太っていいんだ」みたいな言い訳にするつもりはない。実際、あんまり太りすぎてもいいことはない。
ただ、血・気・水の流れといったものの巡りを良くすること、自分の体質とその時の体調に耳を澄ませながら向き合うことを、改めて大切にしたいと思わされた。
妊婦は太っちゃいけないの? | |
高島 系子
新潮社 2004-08-11 おすすめ平均 |
みんなが良いと言っていても参考にならない場合はあります。ひとりひとりの心も体も違っているし、やはり自分の体と話し合って方法を選ぶのが一番なんですね。
>ゆうさんそうそう。自分の体と話し合うのが大事だと思いました。つわり中はかんきつ類にはまる人が多いとか、早寝たっぷり寝は割と効果があることが多いとか、全体的に共通する傾向はあるけど。毎日体調が変わっちゃうようなときは、自分の体の声をよーーーーく聞いてあげるのが一番。