モダンな蝙蝠（こうもり）の紋様も趣深いカステラの老舗 福砂屋。
長崎の本店は風格たっぷり。看板もランプも渋い。
ホームページのドメインだってカステラ.co.jpですよ。http://castella.co.jpですよ。本家本元です。
ちなみにこちらのホームページで見られる「カステラづくり」のムービーは、一見の価値あり。
（画像は福砂屋さんサイトから拝借）
巨大な銅のボウルとホイッパーを操って卵を泡立て、カステラ生地を仕込む様はまるで修行僧！福砂屋のカステラのありがたみが一気に増します。 絶対見てみて！
そんな福砂屋の、長崎でしか手に入らない特別バージョンのカステラが五三焼き。
普通のカステラよりも卵の分量が多く、小麦粉を少なめに、そしてザラメをたっぷりと使っていて、よりしっとりふんわりなめらかな食感が楽しめます。作り方も難しく、大量生産ができないそうで、基本的に長崎限定だとか。（というのはうっちーのブログに書いてあった情報の受け売りです。元ネタにリンクしようとしたのに、いくら探してもエントリーが見つからない・・・）
福砂屋のカステラはただでさえ玉子たっぷりで黄色味が強く、生地に混ぜ込んでから底に沈めることで角を取ったざらめも口当たりなめらかな、本格老舗に風合い。
その福砂屋が本気出して作ってるってことで、箱から出した瞬間の色からして違います。伊達に玉子供養してないぜ、という気迫を感じさせるのに十分な、見るからにおいしそうな黄色！くちなしやサフランで色をつけてるみたいです。
包丁で切るとしっとりと吸い付くように少しだけ沈みながらすーっと切れ、そしてほわ～んと元に戻る。
口に含むと溶けるようなやわらかさと、しっかりふんわりとした歯応えが同時に味わえます。
ざらめのしゃりしゃりとした食感と硬めの甘み、生地自体のふんわりと香るような甘みも絶妙！
じつは福砂屋はオフィスの近くに東京支店があります。
もしかしたら予約すれば五三焼が買えるかもしれないので、いつかおもたせにオーダーしてみようかな。
だんなさまは、カステラと言えば文明堂しか知らなかったとかで、今回すっかり福砂屋ファンになってました。
Untitiled Days 